今日読み終えた本

puzzle (祥伝社文庫)

puzzle (祥伝社文庫)

’00年祥伝社文庫創刊15周年記念特別書下ろし,長すぎない短すぎない中編の愉しみ,テーマ競作「無人島」の中の一作品。
コンクリートの堤防に囲まれた廃虚の島−鼎島。無人のはずのこの島で、発見された3つの遺体。学校の教室に倒れていた餓死死体、高層アパートの屋上には墜落したと見られる全身打撲死体、映画館の座席に腰掛けていたのは感電死体…。しかも死亡推定時刻もかない近い。事故か?殺人か?なぜこの島で?彼らの繋がりは?今、二人の検事が、この島に降り立った。
一見荒唐無稽な事件が、謎が解けてみると実は・・・。これだけの枚数でコンパクトにまとめられ、よく出来たミステリーである。