今日読み終えた本

毎週火曜日夜10時からテレビ東京系列で(私のところではテレビ愛知で10時6分から)「日経スペシャル・ガイアの夜明け」というドキュメンタリー番組が放送されている。私はあまりみたことはないが、今年で放送が終了するNHKの「プロジェクトX」のような高度経済成長期下での企業戦士たちの新製品開発苦労話的なものとは異なり、まさに「日本、そして世界経済の“今”」をドキュメントした番組だそうだ。
本書は’04年4月から’05年6月までに放送された65話から30話をピックアップして書籍化したものだ。
本書でこのテレビ番組の書籍化は4冊目になるそうだが、今回は今まで多かった「経営危機に陥った企業の再生への苦闘」ではなく、景気回復の兆しを受けて最近番組で取り上げるテーマとして増えてきたという「前向きな挑戦エピソード」が30編語られていた。
株価上昇・景気回復基調とはいうものの、本書を読んで、やはり「現実のビジネス社会で生き残ってゆくのは厳しいこと」だと改めて実感した。
本書から私なりに2つのポイントを読み取った。
1.競争に生き残るためには:過去の成功や従来のやり方にいつまでも拘らない。常に新しい視点と手法を考えて経営者自らが進んで挑戦しなければならない。
2.中国ビジネス:豊富な資源供給元であるとともに巨大な消費マーケットであるこの国を意識しなくてはこれからの商売は語れない。


ちなみに本書が今年私の読んだ140冊目の本となった。