“本好き”が選ぶ「ブック・オブ・ザ・イヤー」

ダ・ヴィンチ 2006年 01月号

ダ・ヴィンチ 2006年 01月号

きのう発売の上記雑誌で「今年一番愛された本」が発表された。
毎年この時期は、読書を趣味とする者にとっては興味津々の「年間ベスト」が各社から発表される。その先頭を切って本の雑誌ダ・ヴィンチ』では5236人の“本好き”によるアンケートを元にランキングがされていた。(私ももちろんその投票者のうちの一人だ)
「総合」第1位の『電車男』、第2位の『東京タワー』、第3位の『NANA』はそれぞれブームをよんで売れたので順当なセンとして、「プラチナ本」「恋愛小説」「コミック」「新書」「エッセイ・ノンフィクション」「実用書・暮らし本」「好きな出版社」「海外小説」と、さすがは『ダ・ヴィンチ』、多彩な部門がある中で、私が最も興味のある「ミステリー&エンターテインメント」部門では、並み居る常連作家に票が集まる中、やはりと言うか伊坂幸太郎が大躍進した。
ベスト3は
第1位が伊坂幸太郎の『死神の精度』(206ポイント)--このブログでは7月6日付の『読書記録』に記した本。
第2位が東野圭吾の『容疑者Xの献身』(196ポイント)--同9月16日付の『読書記録』に記した本。
第3位が荒俣宏の『妖怪大戦争』(176ポイント)--同8月15日付の『映画鑑賞記録』に記した映画の原作。
このほかにもTOP20の中に私が今年読んだミステリー&エンターテインメントが4冊ランクインしていた。
今週末にはミステリーファン必見の『このミステリーがすごい!』でBEST10が、さらに翌週は『週刊文春』のミステリーベスト10が発表される。
TOPは、伊坂幸太郎の『死神・・』と東野圭吾の『容疑者・・』の二強の争いになると私は思うが、マニアの間ならではの新しい意外な発見があったり、本選びのヒントにもなったりするので、今からとても楽しみだ。