今日観た映画---母べえ

wakaba-mark2008-11-22


もうDVDになっている作品ですが、妻の友人から鑑賞券をいただき、
その方の地元の「町民映画劇場」へ行ってきました。
何もなくても、母の手があった。悲しくても、母の胸があった・・・。
前年にヨーロッパで第二次世界大戦が勃発した1940年。東京に暮らす野上佳代は、夫の滋、娘の初子、照美と、お互いを呼ぶ際に、例えば「父(とう)べえ」、「母(かあ)
べえ」と「べえ」をつけて言いながら、貧しいながらも明るい家庭を築いていました。
しかし、夫の滋が思想犯として治安維持法違反のかどで検挙され、佳代は母娘3人の生活を強いられます。
そこに夫の妹やかつての教え子が加わり、彼らの助けを得ながら、感動的な人間
ドラマが展開されます。
山田洋次監督が、吉永小百合を主演に据え、激動の戦中昭和を描き、暗い世相の
なか、ふたりの娘を明るく育てた母の姿は、涙なくしては見られない感動作でした。