今日観た映画---告白 

wakaba-mark2010-07-04


昨年の8月10日に、『アマルフィ―女神の報酬』を観て以来、久しぶりに劇場に足を
運びました。


この映画の原作は同タイトルの湊かなえのベストセラーで、’07年、短編「聖職者」で
「第29回小説推理新人賞」を受賞し、その作品を第一章として連作化した彼女の
デビュー作ながら、堂々’08年、「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門第1位、
このミステリーがすごい!」国内編第4位に輝きました。また’09年度「本屋大賞」も受賞しています。



ある中学校の1年B組、37人の13才がいる雑然とした教室。終業式後のホーム
ルームで教壇にたった担任の、松たか子扮する森口悠子は「私の娘が死亡しました。このクラスの生徒に殺されたのです。」と衝撃の告白を始め、教室は静寂に包まれ
ます・・・。


私は原作を単行本発行時に読んでいましたが、『下妻物語』、『嫌われ松子の一生』、『パコと魔法の絵本』などを生み出してきた中島哲也が監督して、“独白”スタイルの
原作を映画として解釈し、別角度のアプローチで、作品の世界に引き込んでおり、
映像は勿論、音にもこだわり、徹底的に作りこんだ世界観は、原作とは別次元で、
R15指定の映画らしく原作よりもいっそう過激に胸に響いてきました。