今日観た映画---借りぐらしのアリエッティ

wakaba-mark2010-07-26


床上の人間たちから食糧や物資を借りてきて暮らす、14才の少女・アリエッティとその両親の3人家族、“借りぐらし”のこびとたち。彼女たちは古い家の台所の下に暮らしています。しかし、床下のこびとたちの世界には“人間に見られてはいけない”という掟がありました。そんなある日、アリエッティは屋敷に住む人間の少年・翔に目撃されて
しまいます・・・。


待望のスタジオジブリ最新作は、イギリスの児童文学「床下の小人たち」を現代の
日本に置き換え、14才のこびとの少女と12才の人間の少年との出会いと別れを
みずみずしく描いていました。宮崎駿が企画・脚本、監督はスタジオジブリ史上最年少の米林宏昌監督。


物質的に満たされた現代人が失いつつある心の豊かさと、生活は貧しいながらも心の豊かさを残したこびとの対比が胸を打ちます。これまでとはどこかテイストが違うのも、若い監督による、新しいジブリの潮流を感じる94分間でした。